文化と価値観

デザイン, 開発, 作曲, CG/映像制作などしています。これといった輪郭を持たない存在ではありますが、自己紹介の代わりに私たちの大事にしている価値観をご紹介できればと思います。

一心三無観

無色透明な心に宿る、創造性。

私たちが生まれてまもない頃、新しい世界を見つける機会と創造性を発揮できる場面に溢れていました。絵の書き方や画材の使い方など知らない「透明な状態」でも、白紙のキャンバスに自分の心をびっしり映しだし、キャンバスの枠さえも超えてしまう創造力。足りないものを埋めようと工夫する。この透明さが、私たちの創造性です。

無目的で、可塑的な思考。

人が物やサービスに対して自分なりに関係性を構築できるようにするためには、適応する力を引き出すための「余地」を創る必要があります。外から意味や形を与えてしまえば、そこに収束するようにしかなりえません。常に目的地を目指し、無駄をはぶいてしまう私たちだからこそ、時に寄り道をしてグニャグニャと形や性質を変えてみるのです。

無執着による、融和。

世の中「分かりやすい」言説が良しとされます。しかし勝手に人が分けているだけで、あらゆるものは最初から分かれていないのです。分かりやすさを追求するあまり、一方に執着して物事を捉えることは避けねばなりません。

デザイン思想

すごいデザインとは

表面形状や彩色が美しいもの。他に類を見ない個性的なデザイン。どれも心がはずむ要素ですが、実際はもっと呆気ない。すごいデザインとは「すごいと感じさせない」デザインだと私は考えます。日常の中でごくごくありふれていて、目立たず意識されることもない、透明な存在。それは、小学生でも描けそうな'カタチ'でもあり、説明書を読まずに組み立てられるような'仕組み'でもあります。

考える前に、手が動く。

子どもからお年寄りまで、文化の垣根も越えて、たくさんの人にデザインが必要です。わかりにくい・使いにくいと立ち止まった部分を、デザイナーが繰り返し改善を重ね、考える前に手が動くような心地良さを追求します。